ナチュラルワイン。自然派ワイン。ヴァン・ナチュール。呼び方はいくつもありますが、麻ときで扱うのは、畑から瓶詰めまで、できるだけ人の手を足さずに造られたワインです。
このページでは、専門用語をならべずに、わたしたちが朝の一杯に選ぶ理由を、静かにご説明します。
ナチュラルワインとは
はっきりした国際基準があるわけではありません。それでも、造り手たちがおおむね大切にしていることは共通しています。
畑では
農薬や除草剤に頼らず、有機栽培やビオディナミで葡萄を育てる。土と向き合い、その年の天気を受け入れる。手で摘む造り手も多くいます。
醸造では
培養酵母を加えず、葡萄の皮についた野生の酵母で自然に発酵させる。補酸・補糖・濃縮といった調整をしない。仕上げの濾過や清澄も、できるだけ控える。
添加について
通常のワインに使われる添加物を、極力使いません。酸化防止剤(亜硫酸塩=SO2)も、無添加、あるいはごく少量にとどめます。
だから、にごりや澱(おり)があったり、味わいが年ごとに揺れたりします。それは欠点ではなく、手を加えなかった証だと、わたしたちは考えています。
「無添加」ということ
無添加のワインは、いわば生きものです。瓶の中でも少しずつ表情を変えていきます。
だからこそ、届いたあとは静かな冷暗所で休ませて、飲む少し前に冷やす。抜栓してすぐより、時間をおいて開いていく香りを楽しむ。そんな向き合い方がよく似合います。
体にやさしい、とよく言われます。断言はしません。ただ、余計なものが少ないぶん、翌朝に軽い。そう感じるお客さまが、麻ときには多くいらっしゃいます。
朝の一杯に
麻ときは、道後の朝にナチュラルワインを開ける小さな店です。湯上がりの一杯。静かな余白の時間。
華やかさで選ぶのではなく、その一本が歩んできた道のりごと、味わっていただきたい。畑の名前、造り手の暮らし、その年の空。飲むほどに物語が増えていく。それがナチュラルワインの、いちばんの贅沢だと思います。
はじめての一本に
渋みのおだやかな軽い赤、あるいは果実の澄んだ白から。冷やして、湯上がりに、ゆっくりと。
迷われたら、商品ページの店主の手書きメモを目印にしてください。一本ずつ、手渡すつもりで言葉を添えています。